【福岡ボート(サマータイム)一般】大野芳顕 地元でやるしかない
<4日・福岡ボート・2日目> 見事にリズムを立て直した。大野芳顕(39)=福岡=は初日に2、6着と出入りの激しい成績に終わったが、2日目は一回走りの1Rで4コースから2着を奪取。ここで崩れると予選突破が危うくなるところだっただけに、価値ある2着だった。 機力は上昇一途。今節は前検に新ペラに換わったが、福岡支部屈指のペラ巧者は「新ペラの方がやりやすい」とどこ吹く風。調整が進むことで1走ごとにパワーアップさせている。「回っての押しが出てきたし、行き足や回り足はいい」。まだ序盤とあって、トップ級になるのも時間の問題だ。 今期(5月~)の期末を迎えているが、現在勝率は5.50でA2残留へ勝負駆けの真っただ中。A1の称号は取り戻せなかったが、A級の看板は何としても死守しなければならない。「今月の最後の節にはA2を決めた状態で入りたい。今節は節間で7点勝率をマークしたい」 今月の残り2節は児島と企業杯の桐生。いずれも得意とは言えない水面なので、愛するホームでの今節が鍵を握るのは間違いない。「予選を上位で通過して優出まで行きたい。地元でやるしかない」。そのためにも内枠で迎える3日目の2走が勝負。機力に気力もみなぎらせて、白星を奪いに行く。(森 大輔)