大阪・貝塚の殺人事件 岸壁で発見の遺体は26歳男性 トラブルか
大阪府貝塚市の岸壁で両足や顔に布テープが巻かれた遺体が見つかった殺人・死体遺棄事件で、大阪府警は22日、遺体は大阪市西区のアルバイト男性(26)だったと明らかにした。府警は何らかのトラブルに巻き込まれた可能性があるとみて調べている。 府警捜査1課によると、男性は少なくとも二つの飲食店でアルバイトの掛け持ちをしていた。10月26日にこのうち1店で勤務を終えた後、足取りが分かっていないという。親族が31日、府警に行方不明届を出していた。 男性の遺体は貝塚市の岸壁にある消波ブロックで11月9日に発見された。両足が布テープで何重にも巻かれ、口元も布テープで幾重にも塞がれていた。司法解剖の結果、死因は縛られたことによるショック死で、10月下旬に亡くなったとみられる。 遺族は府警に「家族思いでとても優しい子で、将来の夢を持って毎日頑張っていた。誰からも好かれ、かわいがられる存在だった」と涙ながらに話したという。【林みづき、斉藤朋恵】