<春の頂へ・健大高崎’24センバツ>選手紹介/7 /群馬
◇泥臭くチーム貢献 岸野祥大内野手(2年) ここ一番の強さが求められる代打での起用を見据えて小技に磨きをかける。昨秋の関東大会準決勝・山梨学院戦では、得点には結びつかなかったものの九回裏に代打として送りバントをきっちり決めた。「チームに泥臭く貢献すること」を心がけている。 【写真で見る歓喜の瞬間】歴代のセンバツ覇者たち 一方、守備には課題が残ったという。送球の際に肘が下がることをコーチに指摘され、手首のスナップを利かせるフォームに改善した。送球が安定し、捕球に意識を集中させられるようになった。 好きな言葉は「誰かのために」。代打での「一本」で勝利に貢献する。 ◇ノックで堅守磨く 村山真琴内野手(2年) 今大会から低反発バットが本格導入されるのにあたり、「守備の堅いチームが勝てる」と見て練習してきた。内野ゴロやフライが増えると予想。この冬は基本に立ち返り、ノックを多く受けて球際の強さを磨いた。 打撃ではムラなく打てる「再現性」をテーマに据え、自主練習では今まで以上に多くバットを振ってきた。チームバッティングに徹し、いかに打率を残せるかが自身に与えられた役割だと思っている。 3年ぶりの初戦突破は、最低限のチーム目標だ。「初戦は特に緊張するが、積極的に声を出して練習の成果を発揮したい」と誓う。=つづく