日本復帰もささやかれる藤浪晋太郎 球界OBは「悪い補強にはならない」 新プランについても言及
メッツ傘下3Aシラキュースの藤浪晋太郎の去就が注目されている。 藤浪は渡米2年目の今季、メッツと1年335万ドルで契約するも、メジャー登板はゼロ。マイナーでは合計4球団に所属し、33試合に登板して1勝2敗1セーブ、防御率「5.94」と苦しいシーズンを過ごした。 【動画】圧巻の3者連続三振! マイナーで見せる藤浪晋太郎の奪三振ショー 160キロ超の直球が武器の右腕は来季もアメリカでプレーするのか、それとも3年ぶりに日本へ帰ってくるのか。その動向が注目されている中、10月8日に『スポニチアネックス』が、今季リーグ4連覇を逃し、5位に沈んだオリックスが藤浪の獲得調査を行っていると報じている。 これからも話題を集めそうな藤浪の去就に関して、球界内からも様々な声が上がっている。 現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチも務め、現在は野球解説者として活躍する高木豊氏は10月13日に自身のYouTubeチャンネルに「【藤浪の去就】オリックス福良GMが獲得に接触か?メッツの藤浪晋太郎選手の日本球界復帰の可能性について語ります!」と題した動画を更新。藤浪の移籍先について、独自の見解を示した。 高木氏は獲得調査報道が出ているオリックスついて、宮城大弥、山下舜平大、東晃平の先発陣に加え、平野佳寿、宇田川優希、山﨑颯一郎、山岡泰輔ら3連覇を支えたリリーフ陣にも故障者が相次いだ今季を振り返り、「勤続疲労がきた」とコメント。来季は戦力が戻ってくると見通しを示しながらも「より強固にするためには藤浪の力が必要かなと思ったのではないか」と指摘した。 また、藤浪が右肩痛から回復した8月は、8試合に登板してチームトップの防御率「1.50」と好成績を収めたことについて触れ、日本での実績と人気もあることから「悪い補強にはならない」との見解を示した。 高木氏は藤浪が来季、アメリカと日本どちらでプレーする方がいいのか問われた際には、キャリアとして数字を残したいのであればと前置きした上で「(日本へ)帰ってきた方がいいと思う」とコメント。さらに、30歳という年齢を考えると「1回帰ってきて3年間みっちり日本の野球をやって、もう1回(メジャーに)挑戦することもアリ」と新たなプランについても言及した。 高校時代から注目を集める剛腕が、来季はどこのユニフォームを着ているのか。今オフ、藤浪の動向から目が離せそうにない。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]