「どうせ短命」「マジメに取り合う必要はあるのか?」石破総理の「奇妙な外交・防衛政策」に各国が抱いている「ホンネ」を読み解く
中国に“利用”される懸念
「石破総理が掲げる『独力で国防が担える日本』という理想像が、中国政府のプロパガンダに利用されるのではないかという懸念があります。 日本からすれば『防衛』でも、中国はそれを『軍事』だと言うでしょう。『日本が再軍備しようとしている』というキャンペーンを展開され、中国国内で日本に対する警戒感がさらに高まったとき、どのように対応するのかが難しい課題になると思います」 平成以降、長らく権力を握ってきた自民党清和研(旧安倍派)は、アメリカへの接近によって日本を守ろうとした。その源流であり、日米安保を主導したのが安倍元総理の祖父・岸信介元総理だが、岸と対立した石橋湛山はわずか65日で総理の職を辞している。 日本の「本当の独立」――。石破総理は、長年唱えてきたその悲願に道筋をつけられるのか。 【つづきを読む】『その権力は最盛期の「二階元幹事長」をも凌ぐ…!長老たちに翻弄される石破政権の「意外なキーマン」』 「週刊現代」2024年10月19日号より
週刊現代(講談社・月曜・金曜発売)