「50年前の出来事だ」スタンドでの乱闘騒ぎにアルゼンチン指揮官も愕然。決勝コロンビア戦前に守護神は懇願「警備を強化して」【コパ・アメリカ】
マラカナンでのW杯予選でも「同じような状況があった」
ファイナルを前に、アルゼンチン代表の指揮官と守護神が懸念を示した。 アメリカで開催されているコパ・アメリカは、残すところあと1試合。決勝でアルゼンチンとコロンビアが激突する。 【動画】まさかの乱闘! ウルグアイ選手がスタンドに乗り込んで敵サポと衝突 現地メディア『FOX SPORTS』によると、試合の前日会見に出席したアルゼンチンのリオネル・スカローニ監督は、「明日はそんなことが起きないように願っている」とコメント。指摘されたのは、スタンドでの乱闘騒ぎだ。 準決勝のウルグアイ対コロンビアの試合後、ファン同士が衝突し、ウルグアイの選手たちがスタンドに乗り込み、コロンビアサポーターと取っ組み合いに。ウルグアイの主将ホセ・ヒメネスは「家族が危険にさらされている」など、自分たちの行動の理由を説明。マルセロ・ビエルサ監督も「自分の母親や妹、赤ちゃんを守らないなんてあり得るか?」と語っている。 願うのは、安全な環境で試合が行なわれることだ。アルゼンチンのゴールを守るエミリアーノ・マルティネスは、昨年末にマラカナン・スタジアムで開催されたワールドカップ予選を回想する。 「ブラジルでも同じような状況があった。私の家族も近くにいて、女性や子どもが暴力を振るわれたんだ。だから、コロンビアとアルゼンチンのファンの間で争いが起きないように、警備を強化して、両者をしっかりと隔てられれば良いと思う」 件の乱闘騒ぎは映像でも確認できるが、スカローニ監督は「とても悲しいもので、まるで50年前の出来事のように見える。私たちが乗り越えてきたことだ」と驚きを隠せず、「明日の試合のことを考えると心配だ」と吐露した。 南米王者の座を懸けた一戦は、日本時間で7月15日の9時にキックオフ予定。何の危険もないなかで、観客を魅了する白熱のバトルを期待したい。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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