韓国版『花より男子』でブレイクのキム・ヒョンジュンに聞いた、“心”を癒してくれるもの
自分を奮い立たせてくれるもの
日韓を問わず、連ドラへの出演は『時間が止まるその時』('18年)以来6年ぶり。 「演技をしていると、終わったときに少し心が空しくなることがあります。撮影中は、自分ではない他人として生きているので。ずっとそこにハマっていたのに、また抜け出さなくてはいけない。そんなときは“もう何もしたくないな”“休みたいな”と思うこともあります。 それぐらい、ひとつのキャラクターにハマり込んで、その人物を生きることは大変なことなんです」 そんな疲弊した心を、癒してくれるものとは? 「世界中に僕を待ってくれているファンの方がいる。一緒に仕事をしてくれる仲間たちや、僕の帰りを待ってくれている家族も。そんな人たちのリーダーとして“戻らないといけない”という思いが、自分自身を奮い立たせてくれる。だからまた演技もできるし、ステージにも立てる。そして、それを喜んでもらえることが、自分の癒しになっています。それがまるで車輪のように、ずっと僕の人生を回し続けてくれているのかなと思います」 最後に、日本のファンに向けてメッセージを。 「今後、日本と韓国合作のこういったドラマや音楽、ミュージカルがどんどん増えていくんじゃないかなと思います。以前ほど日本に来られていませんが、活動範囲は広がっています。キム・ヒョンジュンという僕をつくってくださったみなさんに、本当に感謝しています。僕はこの先、さらにスペシャルなものを見せていきたいと思っているので、ご期待ください!」
キム・ヒョンジュンと天翔天音、スペシャル先行試写会
9/13・有楽町朝日ホール。キム・ヒョンジュンと天翔天音が登壇すると、会場を埋め尽くしたファンは大歓声。約60分のスペシャル映像の上映に加え、直筆サイン入りポスターの抽選会も。イベント後、ふたりに話を聞くことができた。 先行試写会の感想は? ヒョンジュン「観客の中には泣いている方もいらっしゃった。『彼女のいない時間』を通して、感情の共有ができたと思っています」 天翔「たくさんのお客様が、楽しみにしてくださってる雰囲気がすごく伝わってきました!」 お互いの印象は? ヒョンジュン「天音さんは役に溶け込むのがすごく早かった。僕は少し時間をかけないとダメなほう。瞬時に集中する彼女を見て、うらやましいなと思いました(笑)」 天翔「ヒョンジュンさんは初めて会ったときから役に入り込まれていて、すごいと思いました。ウンテは陰もありつつ、愛情のある雰囲気。でも、あまり笑うシーンがないんです。だから最初は“普段から笑わない方なのかな?”と思いました。でも撮影が進む中で、本当は朗らかで、すごく優しい笑顔を見せてくれる方だとわかり、ホッとしました(笑)」 韓国&名古屋での撮影で感じたことや思い出は? 天翔「撮影に向かう途中、韓国の山奥の高速道路で車がパンクしてしまって。でも、すぐに凛々しい警察官の方が来てくれて。パトカーの助手席に乗せてもらって、撮影場所に行きました(笑)」 ヒョンジュン「近い国とはいえ、日差しや湿度などはやっぱり違うなと感じました。前半は韓国、後半は名古屋でのシーンが多くて。(韓国の)チョンソンでは空気の澄んだ明るい感じが撮れたし、エンディングの名古屋では夕陽の感じがすごくいい。両国の映像美も楽しんでください」