新潟海保の巡視船「えちご」復帰 23年に座礁、修理費20億円
新潟県柏崎市沖で2023年1月に座礁事故を起こした新潟海上保安部の巡視船「えちご」が14日、北海道室蘭市での修理を終え新潟港へ復帰した。新潟海保の松本孝典部長は、修理費は約20億円に上ったと明らかにし「基本事項を徹底し、再発防止に努める」と強調した。えちごは、海難救助や治安維持を担う。 【写真】海上自衛隊の護衛艦「FFM」
入港は10日を予定していたが、新潟港へ向かう途中にエンジンの不具合が発生し、延期された。新潟海保は、燃料の不純物を取り除く機器の目詰まりが原因だったと説明、清掃と点検を行い、運航に問題はないとした。 えちごは23年1月18日、新潟県柏崎市沖でパトロール中、浅瀬に乗り上げ、船底が損傷した。