Kis-My-Ft2宮田俊哉、目指すはアイドル→アイドル兼エンターテイナー【インタビュー】
Kis-My-Ft2の宮田俊哉が、吹き替え声優として実写洋画に初挑戦する『ブルー きみは大丈夫』が6月14日に公開される。“想像力豊かな子どもにだけ見える不思議な存在”パープルブルーで大きなもふもふ「ブルー」を愛きょうたっぷりに演じる宮田。アニメ好きでも知られ、自身も声優経験を多数持つ宮田が、さまざまな経験を経て生まれた夢、そしてトレードマークともいえる“笑顔”の大切さを語った。 【全身カット】笑顔がキュート!もふもふのドアからひょっこりおちゃめに登場した宮田俊哉 子供のとき、おままごとやヒーローごっこを一緒に遊んだ空想の友達が、もしも大人になった今でも、そばであなたを見守ってくれているとしたら…。ハリウッドの新進気鋭クリエイター、ジョン・クラシンスキーが贈るのは、そんな独創的な発想から生まれた、孤独な少女と、子供にしか見えない“もふもふ”ブルーの物語。 ■自身が演じたもふもふ“ブルー”の全力さに共感「それが自分の持ち味」 ――今回、実写洋画の声優に初挑戦。率直に感想はいかがでしたか。 めちゃくちゃ難しくて一人で練習したのですが、事前に入っていた日本語の声、ブルーの英語のセリフを同時に聞きながらお芝居しました。実は、英検3級を持っているので中1レベルの英語は理解できちゃうんですよ(笑)。なので、つい英語に反応しちゃって…それを抑えて感情と気持ちをコンマ2秒3秒ずらして言うのはなかなか難しかったです。 ――ブルーの豊かな感情表現をのびのびと演じていらっしゃいました。 結構心配していた部分もあったんです。ブルーがくしゃみを我慢する瞬間や、口を抑えられる瞬間に出す声だったり…(話しながら再現するのは)初めてだったので、結構練習しましたね。 ――ブルーの声を演じる上で意識したことはありますか。 本国の声を当てている方は自分より、結構年齢が上の方で、僕はちょっと年齢的に声帯が若いこともあり、できる範囲とできない範囲があるなと思っていたんです。なので自分でブルーの声を作っていった方が良いかもしない、という話になりました。“モフモフしたくなるような声色”にしたいなと、今自分が話している声より少し高めにしてみたりしました。 ――ほかのアニメ作品とまた違った質感というか、CGだからこそ作り出せるような、ちょっとこう“ヌルヌルした感じ”が面白いですよね。だからこそ、演じてみて難しい部分はありましたか。 英語のセリフにアニメの口があっているので、自然に日本語をはめようとするとどうにもはまらない箇所が何箇所もあって、そこは相談しました。少しセリフを前倒してちょっとやってみて位置調整してもらって。そういうところは難しかったです。 ――アフレコ自体は1日かけみっちりしたスケジュールでしたか? でも楽しかったのであっという間に終わっちゃいました。難しかったけど、難しさと楽しさを同時に知った1日だったんです。これができたらカッコいいな~みたいな。それはすごく楽しかったです。 ――宮田さんは、ブルーのどのようなところに魅力を感じますか。 ブルーは不憫かわいいですよね。不憫だけど『わかる、わかる』みたいな。演じるにつれて『こいつ、俺っぽいな』って。情報解禁後にファンの方から『みやっちじゃん』と言われたんですが『俺、こんな大きくねーよ!(笑)』ってちょっと思いながら(笑)でもうれしいな。 ――自分と重なる部分もある? ブルーもちょっと優柔不断で、弱気な部分もあるけど頑張るんですよ。全力というのは、僕も意識しているので共感できました。僕は本当に器用なタイプじゃない。人より時間がかかるタイプ。だから人よりやらなきゃいけない。なにをしたら、みんなと張り合えるかなって思った時に、熱量だけは誰にも負けないようにしよう、と。少し力を抜いたパフォーマンスや振り付けでカッコよく魅せる人もいると思うのですが、そういう技術は、自分にはあんまりないと思っているので、もうとにかく全力でやる。それが自分の持ち味だと自分は思っているので、そこはブルーに似ているなって思います。