一体なんで!? Jリーグ、あまりに衝撃的な解任だった監督(5)異例の1試合でクビ!? あまりに早い決断
スポーツの世界では、結果が出なければ誰かが責任を取らなければならない。多くの場合、それは監督だ。カテゴリーごとに昇格・降格が発生するサッカー界においては特にシビアな決断が下されることがあり、成績不振や方向性の違いなど、監督交代の理由は様々だ。そこで今回は、サポーターやサッカーファンに衝撃を与えた監督解任を紹介する。
足立勇輔 横浜FC(2005~2006シーズン) 足立勇輔の横浜FC監督解任はJリーグファンの間で大きな話題になった。 横浜FCは、2004シーズンにチーム最高成績(当時)となるJ2リーグ8位フィニッシュを達成。これを置き土産にして、チームを高みに導いたピエール・リトバルスキー監督は退任した。 その後任として、白羽の矢が立てられたのが足立だ。2005年に監督に就任した。 前年とは対照的に、足立に率いられた横浜FCは勝てない試合が続く。リーグ開幕からチームは低迷し、第6節から15試合未勝利という苦しい状況に。三浦知良ら大物を獲得して巻き返しを図ったものの、最終的にリーグ12チーム中11位で2005シーズンを終えた。 厳しい結果となったが、クラブは足立を続投。迎えた2006シーズンに衝撃的な出来事が起こる。 それは、前代未聞のわずか1試合での電撃解任だ。リーグ開幕戦の愛媛FC戦で0-1の敗戦を喫したことで足立は監督解任を言い渡された。 その後、後任監督には高木琢也が就任。チームは序盤の躓きが嘘だったかのように好調を維持し、最終的にJ2優勝を果たした。あまりにも早い決断が大きな成功を収めた好例である。
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