ハマの主砲が日本ハム守護神から復活告げるV弾 長野から北海道へ駆けつけた両親の前で見せた
◆日本生命セ・パ交流戦 日本ハム3―4DeNA(1日・エスコンフィールド) 大きなアーチが復活を告げた。同点の9回1死。DeNA・牧秀悟内野手(26)は日本ハムの守護神・田中正の外角低め151キロ直球を完璧に捉えた。中堅左への勝ち越しの6号ソロ。「まさか入るとは思わなかった。勝ち越すことができて、チームを勝たせることができたので良かった」。頬を緩めながら、ファンと共にお決まりの“デスターシャ”ポーズを決めた。 【動画】牧秀悟、復帰後初のV弾 もどかしい日々を過ごした。5月18日の中日戦(横浜)で遊撃へのゴロで一塁を駆け抜けた際に右太もも裏の肉離れを発症。次戦も出場を志願したが、21日に出場選手登録を抹消された。リハビリ期間は、連日1軍戦をテレビ観戦。「早く野球がしたい」と原点に返った。「ファンのような気持ち」で応援しながら、早期復帰へベストを尽くし、31日にスピード復帰した。 特別な一日に最高の結果を出した。両親やいとこら、総勢8人が実家のある長野からエスコンに駆けつけた。“ファミリー”の観戦予定は3連戦2戦目だけ。復帰戦となった1戦目は代打で遊ゴロに倒れたが、この日は新人だった21年以来の6番に座り、ヒーローになった。 牧の離脱後は主に筒香が4番を務める。三浦監督は主将の4番復帰について慎重な姿勢を示しつつ、「きょう見た感じでは段階を経て良くなっている。完全復活も近くなってきているのかな」と笑った。定位置に戻る日はそう遠くなさそうだ。(内藤 菜月)
報知新聞社