投資教育で5億円以上の利益を産んだ26歳の起業家が、よくある2つの投資の質問に答える(海外)
シャーリー・ブルックス氏は、有色人種の女性の資産形成支援に特化したプラットフォームの共同創設者である。 彼女が受ける質問として多いのは、投資をどこから始めればいいのか、そしていくらから始めればいいのかだという。 どんなときでも最初のステップは学ぶことだ、とブルックス氏は言う。理解が深まれば自分の恐怖心に向き合いやすくなる。 シャーリー・ブルックス氏が高校生のとき、ある友人がパソコンを開くと、そこには1万ドル(約150万円)以上の投資額が表示されていた。「バル・ミツバ[訳注:ユダヤ教の男子成人式]で得たお金を投資していたのだ。あの画面を見たことが私にとって投資との出会いだった」と、ブルックス氏はBusiness Insiderに語った。 現在26歳のブルックス氏は、有色人種の女性の資産形成支援に特化したオンラインプラットフォーム、モダン・ブラック・ガール(Modern Blk Girl)の共同設立者だ。2021年にティファニー・ジェームズ氏と共に立ち上げたこの組織の使命は、男女間の投資格差および人種間の富の格差を解消し、有色人種の女性50万人を株式市場への投資に参加させることである。 「私たちの目標は、若い人たちに投資を促し、投資の考え方を身につけてもらい、初めての自動車の購入費や大学の学費のための貯蓄をできるようにすることだ。そうした大事な時期にしっかり先手を打ってもらいたいと思っている」とブルックス氏は言う。 黒人女性の株式投資者が少ない現状を変えたいとブルックス氏は言う。モダン・ブラック・ガールは投資講座を提供する教育コミュニティだ。4週間という短期で開講する受講料無料の「ティーン・ユニバーシティ(Teen University)」は、14歳から19歳までの若い女性を対象に株式投資のやり方を教える金融リテラシー講座。開講時には各受講生に500ドル(約7万5000円)の投資資金が支給される。年度末には、2名の学生に大学進学のための支援金1万ドルが与えられるという。この講座を受けられる人は2カ月に一度10人が選ばれるそうだ。 モダン・ブラック・ガールの登録者はすでに15万人を超え、その支援の下で有色人種の女性たちは株式市場への投資でこれまでに合計350万ドル(約5億2500万円)以上の利益を得た。 ブルックス氏は、コミュニティのメンバーから繰り返し寄せられる質問とそれに対する回答、そして投資を始めることを怖がっている女性たちに普段伝えていることを語ってくれた。