石川遼「将棋で王手がかかったと言っても、すぐに詰むわけではない」最終日の逆転に自信【男子ゴルフ】
◇22日 男子ゴルフ ジャパンプレーヤーズチャンピオンシップ・バイ・サトウ食品第3日(栃木、西那須野CC) 前日トップだった石川遼(32)=カシオ=は、4バーディー、1ボギーで3つ伸ばして通算17アンダー。2位から1年7カ月ぶりの優勝を目指す。 「そんなに悪くはなく、スイング自体は3日間で一番良かったかもしれないが、2打は確実に攻め方でもったいないミスをしてしまった」と反省した。出足の2番で今大会2つ目のボギーを打ち、すぐに取り返しはしたが、流れをつかみきれなかった。フェアウエーをとらえたのは3度だけと、数字のうえではティーショットの安定感がなかった。 とはいえ、これで自身35度目の最終日最終組。戦い方を熟知している。過去18勝のうち、逆転優勝が7度と、最終日の強さには定評がある。「マラソンで言うと、残り10キロからが本番。将棋で王手がかかったと言っても、すぐに詰むわけではない。そこからが本番」と、独特の言い回しで残り18ホールを見据えた。
中日スポーツ