世帯年収1千万円以上で増加傾向!? 東京都が全国初の「カスハラ」防止条例制定へ【WBS】
高年収世帯にカスハラ傾向!?
一方で、カスハラをしてしまう人をどう減らすのか。ある調査では、カスハラを行うのは、45歳以上の現役世代が多く、まだ世帯年収1000万円以上の人がカスハラしやすい傾向があるとの結果が出ています。 街で聞いてみると、そこには今まで受けられていた高い質のサービスが受けられなくなったという不満もあるようです。 「店員など若い人が多いが、少し雑なところが見受けられるかな。つい言いたくなってしまう。言ってしまう気持ちは分からないでもない」(64歳の会社員) 「前に比べて人手不足というか少ない人で回していると感じることはある」(50歳の会社役員) なぜ世帯年収の高い中年男性がカスハラをしやすいのでしょうか。 メンタルヘルスの専門家である「ココロバランス研究所」の島田恭子代表理事は次のように話します。 「加害行動の割合が多かった層は会社員や経営者、役員そして自営業の人。日々攻撃的に働いている人たちが多いので、そのような生活習慣や生き方がカスハラになってしまう傾向がある」 「条例ができることである程度の基準、私たちの会社・業界はこういうことや言動があれば『ノー』と基準を設けることができる」 ※ワールドビジネスサテライト