<センバツ2022・ともに咲く>選手紹介/13 広島商・八幡大介外野手/広陵・田上夏衣外野手 /広島
◇改良重ね長打力アップ 広島商 八幡大介(やはた・だいすけ)外野手(2年) 広角に打ち分けるバットコントロールと50メートル6・1秒の俊足が持ち味だ。主に2番中堅手で出場した秋の大会は32打数16安打でチームトップの打率5割を記録。盗塁と四死球、犠打数も最多で攻撃の起点となった。 この冬は長打力も付けるため、打撃フォームの改造に取り組む。自分のスイングをスマートフォンで撮影し、大学で野球をしている兄に見てもらい、アドバイスをもらいながら改良を重ねる。 好きな言葉は「心想事成」。「甲子園で優勝したいと想い続けてきた。チャンスを得た今がその時だ」と闘志を燃やす。 ◇先輩とともに守備磨く 広陵 田上夏衣(たのうえ・かい)外野手(1年) 熊本県出身。父に勧められた中井哲之監督のインタビュー動画を見て「男らしい」と入学を決めた。中学では内野手だったが、中井監督の助言で外野手へ転向した。 慣れない守備に不安だったが、夏に引退した3年生からつきっきりの指導を受け、左翼手として定位置をつかんだ。打撃練習を一緒にすることが多い内海優太選手(2年)からは「回の先頭は何が何でも塁に出る」という心構えを吸収した。 座右の銘は「苦なくして栄光なし」。「冬の厳しい練習で自分を追い込み、春に先輩たちに恩返しをしたい」