【マッシュル】小林千晃が初共演・梶裕貴の「レインそのものの完璧さ」を絶賛
アニメ『マッシュル-MASHLE-』第2期「神覚者候補選抜試験編」がいよいよ2024年1月より放送スタート! 魔法能力の高さが評価に直結する魔法界を舞台に、主人公・マッシュ・バーンデッドが魔法ではなく筋力で試練を乗り越える姿が描かれる。第1期では七魔牙との決闘を繰り広げたマッシュたち、第2期で彼らの前に立ちはだかるのはいかなる試練なのだろうか? マッシュ・バーンデッド役/小林千晃さんとレイン・エイムズ役/梶裕貴さんに、自身が演じるキャラクターの印象、またアフレコの際に意識していることについてお話をうかがった。 【関連画像】マッシュとレインのやり取りにも注目『マッシュル-MASHLE-』第2期場面カットを見る(写真39点) ――まずは梶さん、『マッシュル-MASHLE-』の第一印象はどんなものでしたか。 梶 初めてコミックスの表紙を見た時は「何だ、この作品は!?」と思いましたね(笑)。ファンタジーっぽさを感じさせるビジュアルなのに、タイトルは筋肉(マッスル)をもじっている。どんな物語なのかと思って読み進めていくと……髪型ふくめ、なんとタイトルそのままという(笑)。ただ、読んでいくうちにギャグとシリアスのバランスの心地良さに魅了されていきました。 ――レインを演じることが決まった際のお気持ちを教えてください。 梶 自分もキャリアを積んだんだな、と感慨深く思いました(笑)。レインはマッシュたちの先輩で、彼らを導いていく存在。そういったポジションのキャラクターを演じる機会をいただけたことは、シンプルに嬉しかったです。 小林 僕としても梶さんにレインを演じていただけるのは嬉しいことでした。僕らが声優デビューする前、視聴者として見ていたアニメで主人公やそのライバルを演じていたのが梶さん。そんな憧れの先輩が、作品の中でも自分の先輩を演じてくれる。まるで現実と作品がリンクしている気がしましたから。 ――主人公であるマッシュの印象は? 梶 最初は「ジャンプ作品の主人公っぽくないキャラクターだな」と感じていました。いわゆるジャンプ作品の王道主人公って、数々の試練に直面し、それを乗り越えることで成長していくイメージですよね。でもマッシュは最初からしっかりとした芯を持っていて、何が起きても全然揺るがない。ブレない。そこが作品の面白さにつながっていると思いますし、読んでいくうちに、どんどんマッシュのことが好きになっていきました。今では「なんて主人公してやがるんだ!」とすら思っています(笑)。 小林 本当にマッシュって変わらないんですよ。第一期が始まる前に抱いていた印象と、第二期の収録をしている今の印象が全く一緒。そのブレなさが彼の魅力であり強みなんだ、とキャストである僕自身も思っています。 ――小林さんは自身とマッシュの間に通じる部分があるとのお話もされていました。 小林 あのテンションの感じも勿論なんですが(笑)、それ以上に持っている信念が似ている感じがするんです。マッシュは人との繋がりを最優先に考えるキャラクターだから、仲間のためならどんな敵にも立ち向かうんですよ。僕も似た考え方をすることが多いので。 ――小林さんも人との繋がりを最優先に考えるタイプだと。 小林 そうですね。仕事ひとつとっても共演者は誰か、スタッフにはどんな方が名を連ねているのかがすごく気になる。チャレンジングな仕事でも「この人たちと一緒なら飛び込んでみよう!」と思うことが多いんですよ。そこは自分でもマッシュっぽいと思っています。 ――梶さんは、自身の演じるレインをどのように見ていますか? 梶 とにかく強くて完璧。少年マンガにおける“みんなの憧れ”にあたるのが彼だと思っています。初登場シーンこそバイオレンスで恐ろしい印象もありましたが、実は学校や魔法界のことを真剣に考えている熱い男です。 ただ口下手で、その熱さが周りにはあまり伝わっていないんですよね。そういうところは少しマッシュとも似ているのかもなと思いました。 ――梶さんはご自身とレインに通じる部分はあると思いますか? 梶 難しいですね……「ある」と言いたいですが、今お話したように、彼って完璧な存在じゃないですか。あそこまで圧倒的に描かれてしまうと、決して比べることなんかできないと言いますか……。 小林 後輩である僕から見ていると、梶さんはまさにレインという感じがしますけどね(笑)。自分に厳しく、常に上を目指しているところなんかはレインそのものですし。 梶 嬉しいことを言ってくれますね……いい後輩を持ちましたよ。じゃあ、そういうことにしておいてください(照笑)。 (C)甲本 一/集英社・マッシュル製作委員会