ロードサービスの出動要因No.1は「バッテリー上がり」! どうすれば回避できる?
日本自動車連盟(JAF)によると、ロードサービスが出動するおもな理由は「バッテリー上がり(過放電バッテリー)」でした。バッテリー上がりが起きると、エンジンをかけられなくなります。 もし人気のない場所や夜間に起きてしまったら大変です。 そこで今回は、バッテリー上がりでロードサービスの救援要請をする場合の費用や、バッテリートラブルを回避する方法をご紹介します。安全安心に走れるよう車を万全の状態にキープしたい方は参考にしてください。 ▼ガソリンスタンドで「タイヤが消耗していて交換しないと危険」と言われた! すぐに換えるべき? 交換時期の目安についても解説
JAFロードサービスが2022年に出動した要因トップ3は?
JAFが2022年度(2022年4月~2023年3月)を対象に調査したデータによると、2022年度にあったロードサービス救援要請の要因トップ3は、表1の通りです。 表1
※JAF「JAFロードサービス主な出動理由TOP10」を基に筆者作成 バッテリートラブルが多いのはおもに一般道路です。一般道路での「過放電バッテリー」は72万6109件(高速道路は2993件)、「破損/劣化バッテリー」トラブルは16万299件(高速道路は802件)ありました。
JAFにバッテリー上がりの対応を依頼する費用
バッテリー上がりが原因でJAFに救援要請をした場合、以下の費用が発生します。 ・JAF会員:無料 ・非会員:税込み1万3130円 JAF会員は、会員特典としてさまざまなロードサービスを受けられます。バッテリー上がりのほか、パンクやガス欠・キー閉じ込みなどのトラブルにも無料対応してもらえます。 JAFの入会金は2000円、年会費は4000円です(個人会員・割引なしの場合)。会員費があるため完全無料とはなりませんが、会員であればバッテリートラブル時も出費なしで解決できます。
バッテリートラブルの原因と回避方法
バッテリー上がりの主な原因は、「過放電(電気の使いすぎ)」と「寿命/劣化」です。室内灯の点けっぱなしやエアコンの過度な使用など、電気を消費しすぎるとバッテリー上がりが起きやすくなります。 またバッテリーは3年前後で寿命を迎えます。寿命で劣化すると十分に蓄電できず、過放電が起きやすくなるでしょう。過放電を防ぐには以下の対策が有効です ・エンジンを切った状態で室内灯などの電装品を長時間使わない ・適度に車を走らせてバッテリーを充電する 寿命・劣化に関しては、定期的に状態を点検し、3年を目安にバッテリーを交換してください。