ガザで戦闘「継続」再び明言 米大統領にイスラエル首相
【エルサレム共同】イスラエルのネタニヤフ首相は23日、バイデン米大統領と電話会談し、イスラム組織ハマス掃討の目標達成までパレスチナ自治区ガザで戦闘を続けると再び明言した。バイデン氏は民間人保護の重要性を訴えた。イスラエル軍のハガリ報道官はガザ南部で地上侵攻を拡大し、南部最大都市ハンユニスで地下施設への作戦を続けていると語った。 ガザで非武装の11人射殺か イスラエル軍が戦争犯罪の疑い
軍はハマス指導者らが南部の地下に潜伏中とみて追跡している。ハレビ参謀総長はハンユニスに入り「まだやることがある」と語った。ハマスも抗戦しており、10月下旬に地上侵攻を開始後のイスラエル軍兵士の死者は140人を超えた。軍は武器の製造や調達を担うハマスの責任者をガザ南部ラファで22日に空爆で殺害したと表明した。 ハマスは23日、イスラエル軍の攻撃後、人質5人を担当するグループと連絡が取れなくなり、人質は死亡したとみられるとの声明を出した。 ガザ保健当局は23日、10月に戦闘が始まって以降のガザ側の死者が2万258人となったと発表した。1日で201人増えた。負傷者は5万3千人以上。イスラエル側の死者は約1200人に上る。