福島県郡山市で次世代文化祭 子どもたちが昔話を通して郷土愛を育む
福島県郡山市の魅力を子どもたちが伝える「次世代文化祭~あさかの里の100年まつり~」は25日、市中央図書館視聴覚ホールで開かれた。市制施行100年の節目に、郡山の歴史を振り返るとともに、各地域に伝わる昔話の語りを通して郷土愛を育んだ。 実行委員会の主催で初めての開催。200人を超える来場があった。文化祭は3部構成で、第1部は「郡山の魅力発信プロジェクト」に取り組む郡山女子大短期大学部地域創成学科の学生が、郡山の古代から現代までの歩みを五つの時代に分けて紹介した。 第2部は子ども語り部による発表や、市制施行100周年を祝う琴による記念曲の披露があった。開南語りの会代表の品竹悦子さんらに学ぶ市内12小学校の語り部たちは「三和のむかし」「うまんづら」「虎丸長者」「静御前」など、10の物語を情緒たっぷりに語った。来場者は子どもたちの語りにじっと耳を傾けていた。 第3部は市内日和田町の高倉人形浄瑠璃座ジュニアクラブと子ども語り部が共演し、「傾城阿波鳴門(けいせいあわのなると)」を上演した。
(郡山版)