4時間かけて会社に行く「スーパー通勤者」が語る、午前4時に起きる価値がある理由(海外)
長距離通勤を続けたいわけではない
チャンが勤める会社には具体的なオフィス勤務の方針はないが、特に忙しい時期には上司から時々出社を求められるという。 チャンはこの仕事に就いた際、ニューヨークへの移住を真剣に考えることはなかった。彼女と夫は10年以上、ワシントンD.C.圏で暮らしており、夫もその圏内で働いている。 「ここには友人がいてコミュニティもあり、すぐにでも引っ越したいというわけではなかった」と彼女は語る。 「通勤を始めてみると慣れてしまった」 チャンはニューヨークにいる間、友人や家族の家に泊まることで宿泊費を節約できているが、それでも通勤には金銭的な負担がある。だが列車の乗車券をかなり前に購入しておけば、片道100ドル(約1万5600円)以下になることが多いという。アムトラックは10回分の乗車券を790ドル(約12万4000円)で販売しており、片道79ドルで通勤できることになる。
Jacob Zinkula