日の出を迎えながら熱気球と音楽を堪能 台東・太麻里でイベント/台湾
(台東中央社)日の出スポットとして知られる東部・台東県の太麻里で15日早朝、朝日が昇る中で、係留された熱気球と音楽を楽しむイベント「熱気球光彫音楽会」が開かれた。会場には夜明け前から多くの観客が詰めかけ、朝日と熱気球、音楽が織りなす荘厳な風景を味わった。イベントを主催した県政府交通・観光発展処によれば、観客からは「丸1年の前向きなエネルギーに満ちているようだ」との声が相次いで聞かれたという。 同県で6日に開幕した夏の恒例行事「台湾国際バルーンフェスティバル」(台湾国際熱気球嘉年華)の一環として実施された。朝4時に始まる予定だったが、突然の大雨で開始が遅れた。雨がやむと、二重の虹が出現。「希望の朝日」をテーマに音楽が次々と流れ、訪れた人の目と耳を楽しませた。 同フェスは来月19日まで開催される。今年はサンリオの人気キャラクター「ハローキティ」の50周年を記念し、ハローキティとコラボレーションした。会期中、日本を含む14カ国から計40機を超える熱気球が参加し、県鹿野郷の鹿野高台で熱気球の展示や係留体験が行われる他、光彫音楽会も県内各地で計11回行われる。光彫音楽会の一部の回では、ドローン(小型無人機)によるショーも実施される。 朝日の中で熱気球を楽しむ光彫音楽会は22日には同県成功鎮の三仙台でも行われる。 (李先鳳/編集:荘麗玲)