城桧吏が『おっパン』を通して伝えたいこと「自分の価値観や“好き”を大切に」
毎週土曜に放送中の土ドラ『おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!』(東海テレビ・フジテレビ系 午後11時40分~深夜0時35分)で、原田泰造さん演じる主人公・沖田誠の息子・翔を演じる城桧吏さんにインタビュー。翔の印象や、ドラマから学んだこと、ドラマを通して伝えたいことなどを聞きました。 【写真】主人公の沖田誠(原田泰造)と息子の翔(城桧吏) 本作は、通称「おっパン」として知られる、LINEマンガで連載中の同名人気作をドラマ化。家族からも嫌がられる古い価値観を持った堅物のおっさん・沖田誠(原田泰造)が、ゲイの青年・五十嵐大地(中島颯太)との出会いによって、これまでの「自分の常識」をどんどんアップデート。全ての人の「好き」を肯定し、多様性を問うヒューマンコメディを送る。 ◆オファーを受けた時の感想、また、原作・台本を読んでみて印象はいかがでしたか? 翔は今までに演じたことがない役柄で最初は不安もありましたが、新しい自分の発見がありそうで、楽しみな気持ちもありました。原作を読ませていただいて、いろいろなキャラクターの個性が面白かったですし、ドラマの台本を読んでみても流れが面白くて、撮影がとても楽しみでした。また、多様性について考えるきっかけにもなりました。 ◆実際に翔を演じられてどのような発見がありましたか? 髪の毛を編み込みするシーンがあって、最初は難しかったんですけど、練習していくうちにけっこうできるようになったんです。自分は意外と手先が器用なんだなという発見がありました(笑)。 ◆翔はメークもしていますが、実際にメークをされてみていかがでしたか? グロスを塗るのが初めてだったんですけど、自分で言うのも変ですが、鏡を見て「あ、かわいくなってる」と思いました(笑)。 ◆沖田翔という役の印象はいかがですか? 自分の好きなものがしっかりある、自分の好きを貫ける、芯の強い子だと思っています。とても応援したくなるキャラクターです。 ◆ご自身に似ている部分や似ていない部分はありますか? 翔は同い年くらいの子が苦手なのですが、僕も同年代の方に自分から話しかけに行ったりするのがあまり得意ではなくて。かわいいものが好きというところも似ていて、僕自身も縫いぐるみが好きだったりするので、似ていると感じる部分が多いなと思います。 ◆かわいいものが好きとのことですが、特にお気に入りのものはありますか? 昔から小さいペンギンの縫いぐるみを弟と一緒に集めていて。今家に10匹くらいいるんですけど、最初からいる子はロケや撮影に時々持って行っています(笑)。 ◆翔を演じる上で大事にしていること、意識していることはありますか? 翔はとても繊細な子なので、お父さんや友達など、相手から何かを言われたときに翔だったらどう思うんだろう、というのを普段から考えて、感情の入れ具合を調節しました。顔の表情や動きなどは、ドラマの回ごとに変化をつけるように意識しています。