11月なのに4つの台風? 世界の平均気温“最高”確実に 各地で異常気象…「トランプ氏」も新たな懸念に【#みんなのギモン】
■途上国支援の増額、COP29の焦点に
山崎アナウンサー 「その危険は見えづらい状況でもありますからね。温暖化対策を話し合う国際会議『COP29』が、11日に旧ソ連のアゼルバイジャンで開幕しました。今回のCOP29で焦点となっているのは途上国への支援です」 「ロイター通信などによると、現在先進国は温暖化対策のため、途上国に年間15兆円規模の支援を約束していますが、今回どれだけ増額できるかが焦点となっています。もっと必要との試算が出ています」
■米大統領選で先行きが不安定に
山崎アナウンサー 「さらに、気候変動における懸念点となっているのが、アメリカ大統領選でトランプ前大統領が返り咲いたことです。トランプ氏というと温暖化対策に否定的で、これまで『温暖化対策は経済と雇用に悪影響だ』と、大統領時代にパリ協定から離脱した過去もあります」 「バイデン政権になって復帰したものの、アメリカメディアは『トランプ大統領が誕生することで再び離脱する準備をしている』と伝えています」 「トランプ氏は常々、国内の産業を守ると話していました。国内産業保護のため気候変動への対応よりも石油採掘などを優先させる考えで、先行きが不安定になっているということです」 鈴江アナウンサー 「アメリカは世界第2位の(温室効果ガス)排出国で大きな影響がありますが、日本も5番目に排出している国です。しっかりと削減して、もの申して、世界をまとめていけるぐらいのリードを見せたいものですね」 山崎アナウンサー 「国々もそうですし私たち一人ひとりも、こうした気候変動について考えていきたいと思います」 (2024年11月11日午後4時半ごろ放送 news every.「#みんなのギモン」より)
【みんなのギモン】 身の回りの「怒り」や「ギモン」「不正」や「不祥事」。寄せられた情報などをもとに、日本テレビ報道局が「みんなのギモン」に応えるべく調査・取材してお伝えします。(日テレ調査報道プロジェクト)