年末年始の交通影響予測 低気圧通過の影響で積雪エリアも 運転時は積雪や凍結に注意
日本気象協会は「年末年始の交通影響予測」を発表。2023年から2024年にかけての年末年始の期間中に雪が降るのは、北海道、東北、北陸、関東北部の山沿いや甲信、岐阜県山間部が中心となりそうです。
年末年始 交通影響予測
日本気象協会は「年末年始の交通影響予測」を発表しました。 2023年から2024年にかけての年末年始の期間中は、強い寒気の南下の見込みはないものの、低気圧が通過する影響を受ける所があるでしょう。 年末年始の期間中に雪が降るのは、北海道、東北、北陸、関東北部の山沿いや甲信、岐阜県山間部が中心となりそうです。 関東から東海の平野部、近畿、中国、四国、九州では期間中、降雪や凍結の可能性は低いでしょう。 12月28日(木)は、北海道付近を低気圧が通過する影響で、北日本を中心に冬型の気圧配置となります。北日本の日本海側の地域を中心に雪が降るでしょう。岐阜県や関東甲信の山沿いの地域でも雪が降る所もありそうです。運転の際は積雪にご注意ください。 29日(金)には北日本の雪は次第に止みますが、前日に降った雪の影響で、路面凍結に注意が必要です。 30日(土)から31日(日)にかけて日本海を低気圧が進む影響で、全国の広い範囲で雨が降るでしょう。北陸や東海を中心に一時的に雨脚が強まる可能性もありますので、運転の際は十分に注意してください。また、北日本や東日本の山沿いや北海道では雪になる所もありそうです。移動で峠を越える際などは、念のため雪道対策をしておくと安心です。 その後も寒気の南下は弱く、全国的に気温が比較的高くなる予想です。雪が降るのは北海道や東北の日本海側、新潟、関東北部山沿いや甲信、岐阜県山間部に限られそうです。 その後、寒気が再び強まるのは、1月4日(木)以降となるでしょう。帰省や旅行先などからの移動を予定している方は、この先も最新の予報をこまめに確認してください。
冬道運転は「ふゆとじこ」に注意
移動が多くなる冬の時期、車を運転する際に、気をつけていただきたいポイントは、5つあります。 ①冬道装備をしっかりと行いましょう。早めに冬用タイヤに取り換えたり、タイヤチェーンを用意したりしましょう。雪道運転は、バッテリーが上がりやすくなります。遠出をする際は、予備のウォッシャー液やバッテリーを確認するなど、事前の点検も忘れないでください。 ②ゆっくりと、慎重に運転しましょう。雨や雪が降った後に、気温が低いと、普段、慣れている道でも、思わぬ所が凍結している可能性があります。また、雪のない所でも、道路が黒っぽく見えたら、凍結している恐れがありますので、油断しないでください。 ③時には、迂回や出控えることも、選択肢の一つです。ドライブプランなどを、一時的に変更するのも良いでしょう。 ④時間に余裕をもって、出発しましょう。慌てると、凍結した道路でも、ついスピードが出てしまい、事故につながってしまいます。 ⑤こまめに天気や道路情報を確認しましょう。天気予報が、急に「晴れ」から「雪」に変わるかもしれません。雪が降ると、道路が通行止めになることもあります。 5つのポイントの頭文字を並べて、「ふゆとじこ」と覚えてください。