「ソードアート・オンライン(SAO)」 現実が物語に追いてしまった
デスゲームと化したVRMMOを描く作品「ソードアート・オンライン」。作中のゲームクリア時刻である2024年11月7日14時55分がついに現実となる。
2012年に第1巻が発売された電撃文庫「ソードアート・オンライン(SAO)」。現在では28巻まで刊行中で、ゲーム、アニメ、スピンオフなどさまざまな分野で人気を博す作品だ。 作中のデスゲームと化したVRMMORPG「ソードアート・オンライン」において、主人公のキリトがゲームをクリアしてVR世界に囚われたプレイヤーたちを解放したのが、2024年11月7日14時55分となっている。 そう、本記事の公開日である本日こそが「SAOゲームクリアの日」であり、現実が物語の時間に追いつく瞬間でもある。 これを記念して、アニプレックスの公式YouTubeチャンネルではアニメ「SAO」のクリア時刻に合わせた一挙放送を実施。平日にもかかわらず3万人以上が視聴する人気っぷりを見せている。 アニメイト池袋店では、《ソードアート・オンライン》号外風チラシを配布するという。配布後にチラシのデータはウェブ上で公開されるので、行けない人も心配なく。 フルダイブ型VR技術は、まだ現実で研究途上。視覚と聴覚、触覚や嗅覚を疑似体験することはできるが、SAOで描かれる「全身の五感を丸ごとVR世界に持っていく」にはまだまだハードルが高いという。 生きてる間に実現するといいなぁと思いつつ、今はいちファンとしてSAOクリアの瞬間を祝いたい。 文● Zenon/ASCII