20日から菊まつり 中尊寺 「金色堂」でPR 岩手・平泉
平泉町平泉字坂下の中尊寺境内入り口に、菊花で飾り付けた金色堂の模型がお目見えした。20日に開幕する第38回中尊寺菊まつり(同まつり協賛会主催、岩手日日新聞社など後援)を告知しようと設けられたもので、参拝客や道行くドライバーの注目を集めている。 約1・5メートル四方の金色堂の模型を中心に、黄とピンクの菊約140鉢で放射状に広がる階段を設けた。菊まつりと26日に始まる「紅葉銀河」を周知する看板も掲げた。 菊まつりは11月15日まで開催。期間中は地元平泉をはじめ、近隣の一関、奥州両市などの菊花会会員が丹精込めて育てた大菊三輪や懸崖(けんがい)、盆栽菊が、本堂前や金色堂前広場に設けた上屋に展示される。町立平泉、長島両小学校の児童も学校菊を出展。初日に本堂で開幕法要、来月2日に出展菊の審査が行われ、最終日には光勝院で表彰式が予定されている。 境内では、まつり期間中の今月26日から来月10日まで見頃を迎えた紅葉と諸堂をライトアップする紅葉銀河2024を開催。時間は午後4時30分~6時30分で、来月2日午後5時10分からは旧覆堂内でギター、バイオリン、アコーディオンのアコースティックバンド「オオフジツボ」によるコンサートも開かれる。