旭日大綬章に古賀伸明氏 バレリーナ森下洋子さんに重光章 秋の叙勲
政府は3日付で、秋の叙勲受章者3987人を発表した。 元連合会長の古賀伸明氏(72)、元環境相の小沢鋭仁氏(70)が旭日大綬章に決定。旭日重光章にバレリーナの森下洋子さん(75)が選ばれた。発令は同日付。 【写真】旭日重光章の受章が決まり、喜びを語る森下洋子さん 古賀氏は2009~15年に連合会長を務めた。在任期間は民主党政権と重なり、同党最大の支援組織のトップとして日本の労働組合運動を主導した。小沢氏は09年、同党・鳩山由紀夫内閣で環境相に就いた。 森下さんは1974年、権威ある世界三大コンクールの「バルナ国際バレエコンクール」で日本人初の金賞を受賞。日本人バレリーナに世界の舞台への道を開いた先駆者として知られ、現在も舞台に立ち続けている。「ねじ式」などで知られる漫画家のつげ義春=本名柘植義春=さん(87)は旭日中綬章を贈られた。 受章者の内訳は、大綬章2人、重光章41人、中綬章328人、小綬章810人、双光章1586人、単光章1220人。女性の受章者は439人だった。 外国人叙勲は46の国・地域から87人が受章。日米間の防衛協力強化に寄与したとして、元米サイバー軍司令官のポール・ミキ・ナカソネ氏(60)らが旭日大綬章に選ばれた。 天皇陛下が6日、大綬章受章者に面会される。