林家木久扇 卒業から7カ月の「笑点」にサプライズ出演 ブラックジョークで鮮やか切り返しも
落語家の林家木久扇が、20日放送の日本テレビ系「笑点」にサプライズ出演。今年3月31日をもって卒業した番組に、約7カ月ぶりに姿を見せた。 木久扇は19日に87歳の誕生日を迎えたばかり。その記念として、人気コーナー「大喜利」の終盤、3問目に入る際に、司会の春風亭昇太からの「それでは、お願いします」の声を受け、舞台袖から両手を振りながら満面笑みで登場した。 突然の登場に、客席からは万雷の拍手。林家たい平から「『すごい、生きてたんだ!』って声が」とジョークを飛ばされ、豪快に笑った。昇太から、迎えたばかりの87歳の抱負を問われると、昨年8月の番組卒業発表時と同じく「2000万円ください」とボケて笑いを誘った。 大喜利の3問目は、誕生日企画として「木久扇にプレゼントして一言」というお題に。たい平からカッパのものまねを求められると、「やらせんな!」と言いつつも鮮やかに披露。春風亭一之輔から「三途の川」ネタを振られると「今、歌丸師匠が浮いてんの」とブラックに切り返した。 最後は桂宮治の呼びかけで、観客と出演者が「ハッピーバースデー」の歌を合唱。大きな拍手で番組を締めくくった。視聴者からは「笑点に木久扇さん出ててちょっと感激」「お元気なうちに卒業されると、こういう楽しみもあって良いですね」「元気な姿を見られて嬉しい」など喜びの声があふれた。