激動の1年を締めくくる最終決戦はJリーグ参入が懸かる入替戦2試合…JFL高知の吉本岳史監督「肉弾戦を覚悟」「互いに精神を削り合う生きるか死ぬかの試合」
Jリーグ参入が懸かる最終決戦「J3・JFL入替戦」を控えた高知ユナイテッドSC。JFL残留か、J3リーグ参入か…チームの面々が率直な心境を明かす。【第3回/全4回】 24日、日本フットボールリーグ(JFL)最終節の高知ユナイテッドSCvsクリアソン新宿が高知ホームで行われ、結果は0-0ドロー決着。 Y.S.C.C.横浜(J3)との入替戦がすでに決まっていた高知は、3試合連続ドローでレギュラーシーズンを締めることに。“壮行試合”で白星が欲しかったというのが、正直なところだろう。 就任3年目、地元高知県出身の吉本岳史監督も試合後、「最終節は勝って終わりたかったなというところ。サッカーは難しいと改めて感じたゲーム、また今季でした」とひと言。 ただ、これから向かうは歴史を変えるための2試合。選手たちを労い、闘志を燃やす。 「若いチームが、それも少数精鋭(開幕時の登録は23選手)で今季をスタートし、選手たちのチカラに助けられてここまで来ました。彼らの想いが高知県内外の方々を動かし、県外からも応援に来て貰えるようなチームになりました」 「もともと下馬評も低かったと思いますし、そんななかで、僕らは最強のチームではないけれど、最高のチームにはなれた1年。だからこそ、何がなんでも最後、『昇格』の2文字にしがみつきたいですね」 YS横浜戦に向けては。 「YS横浜さんはJ3という舞台で戦われているチーム。僕らとしては、ひとつひとつのところで“スキ”をみせてはいけない。今日もやっちゃいけないミスというのがあったので、そういう意味では良い経験値になったと思います」 「ボールを持っている選手が、時間とスペースがあるにもかかわらず、慌ててしまったり、バックパスにしてしまったり。そういったところを見逃してくれないのが『J3』だと思います。選手たちにもさっき伝えました」 泣いても笑っても残り2試合。 勝てばJ3参入、敗れればJFL残留だ。 「YS横浜さんのほうも必死だと思いますので、僕らとしては肉弾戦…ラグビーのようなサッカーも覚悟するところ。すぐに技術が上がるわけではないですし、互いに精神を削り合う、生きるか死ぬかの試合になると思っています」 ◆入替戦1stレグ 2024年12月1日(日) 13:00KO 高知ユナイテッドSC vs Y.S.C.C.横浜 Pikaraスタジアム(香川県丸亀市) 中継:NHK高知放送局、DAZN、Lemino ◆入替戦2ndレグ 2024年12月7日(土) 15:00KO Y.S.C.C.横浜 vs 高知ユナイテッドSC ニッパツ三ツ沢球技場(神奈川県横浜市) 中継:DAZN、Lemino
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