1軍での出番はある…?ファームで活躍する主力級(3)阪神が誇る“次世代エース候補”も
交流戦を戦っている2024年シーズンのプロ野球。一軍では好調を維持している選手がいる一方、不調に陥り始めている選手も散見される。主力が不調に陥った時、入れ替えの対象となるのはファームで活躍している選手だろう。ここでは、二軍で活躍中の主力級選手を紹介する。
西純矢
投打:右投右打 身長/体重:184cm/94kg 生年月日:2001年9月23日 経歴:創志学園高 ドラフト:2019年ドラフト1位 阪神タイガースの厚い投手陣に埋もれかねないのが、西純矢だ。 高校時代は佐々木朗希(現:ロッテ)らとともに、「高校BIG4」として注目の存在に。打者としても高校通算25本塁打を放ち、ドラフト1位で阪神に指名された。 高卒2年目には一軍のマウンドに立ち、同年5月19日のヤクルト戦でプロ初登板初先発。5回を投げて無安打無失点の快投を披露し、プロ初勝利を手にした 翌2022年には14試合に登板して6勝3敗、防御率2.68と数字を伸ばした。同年5月18日のヤクルト戦ではプロ初完投と、プロ初ホームランを同時に達成。学生時代に培ったバッティングでも力を発揮した。 昨季は17試合登板で5勝をマークしたが、一軍定着にはいたらず。同年オフの秋季キャンプでは、指揮官の岡田彰布監督から苦言を呈されていた。 今季はファームでも打ち込まれていた西純だが、5月に入ってからは2試合連続で7回零封と好投を続け、6月1日に今季一軍初昇格を果たした。 同日のロッテ戦で今季初マウンドへ上がったが、延長10回と難しい場面でのリリーフ登板に。イニング跨ぎとなった延長11回にサヨナラ打を献上するなど、悔しい初登板となった。
ベースボールチャンネル編集部