「定年まで働いたぞ!」万感の思いに浸る年収450万円・65歳“窓際サラリーマン”撃沈…〈64歳11ヵ月〉で退職した年収380万円の同期が「羨ましくて仕方がない」ワケ【CFPの助言】
落胆する武司さんに、FPがかけた「意外なひと言」
しかし、FPは意外にも前向きです。「たしかに支給額の違いは大きいですが、蓋を開けてみればそこまで大きな違いはないかもしれませんよ」。 武司さんが「それは本当ですか?……どうして?」と聞き返すと、FPは次のように言いました。 「たとえば、給与でいえば同期のBさんは1ヵ月分が支給されていませんよね。それに、1ヵ月分の社会保険料も全額自己負担になります。その他にも、厚生年金の加入期間が1ヵ月少なくなるわけですから、年金受給額にも違いが生じてきます」。 武司さんはFPの言葉を聞いて、ようやく顔を上げました。「そうなんですか……それなら、少し心が軽くなりました。あまり損したと思わずに、これからの生活を前向きに考えることにします」。 65歳の元・窓際サラリーマンは、希望を抱き、新たな生活を歩み始めました。 辻本 剛士 ファイナンシャルプランナー
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