鞘師里保、モー娘。卒業から9年…表現の軸は「おもしろがること」
■音楽&俳優活動に加えて新たな表現方法への熱意も
現在26歳…20代後半に突入した。30歳という年齢について「現実味は少しずつ増している気がします。いつもじゃないですけど、たまにあせる気持ちになるときも」と率直な心境を語る。 「人間として成長しなければいけないとか、“今”の瞬間が一番若いので体が動くときにもっとできることはないのかなとか考えていますね」 自身を「人生設計みたいなものをあまりしたくないタイプ」とするも、30歳までに「切り替え下手」を克服したいと密かな目標を立てる。 「興味を持っていることを最大限していくために、どうやりくりしていくかは見つめていかなきゃいけないのかなと。時間配分をうまくできるようになりたい。時間があったとしても、お芝居のことを考えたり反省したりに時間を使ってしまって……。振り返るのは良いことですけど、ただ落ち込んでいるだけのときもあるので、もっと切り替えが上手くなりたいです」 忙しい日々を送る中、もっとも幸せを感じる時間はどんなときだろうか。 「家にどんなインテリアや雑貨をそろえようか考えているときが一番楽しいです。この間、ソファの角度を変えたのですが、家で過ごすのがますます楽しくなってきて。今日はどんなものを料理しようかなとか、日常や生活に近いことを考えるのがワクワクします」 今後の活動については、「音楽活動も、お芝居も続けていきたい」と意気込み、さらに「商品開発をしてみたい」と新たな表現方法にも思いをはせる。 「生活に関わるグッズを考えたり、自分が好きな食べ物、飲み物を開発してみたりしたい。ただ今はいただけている機会に飛び込んだりチャレンジしたりという段階なので、とにかくお芝居と歌を着実に前に進めていけるようにがんばりたいです」 取材・文:遠藤政樹 撮影:山崎美津留