「出場決定は第一歩」 尽誠学園、本番向け気持ち新た /香川
<センバツ2020> 第92回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催、朝日新聞社後援、阪神甲子園球場特別協力)への出場が決まった尽誠学園は一夜明けた25日、善通寺市の同校グラウンドで甲子園に向けて練習を始めた。前日の喜びの笑顔から一転し、真剣な表情で練習に取り組んだ。【喜田奈那】 午前9時に集合した選手らは、センバツに向けて気持ちを新たに練習しようと、グラウンドの整備や清掃から開始。午後からはトレーニングやバッティングなどの基礎練習に取り組んだ。時間を有効に使えるよう意識しながら、ゲージやネットなどの準備を手早く終わらせていた。 亀井康宏部長(59)は「出場決定は第一歩。今後、どれだけ実践力を付けられるかがポイント」と練習を見守った。菊地柚主将(2年)は「甲子園で強いチームに勝てるようにイメージしながらバッティングの強化に努めたい」と語った。 また24日の夜は、寮で保護者らがしゃぶしゃぶを用意し、選手らと出場を祝った。選手たちには親戚や友人から「LINE(ライン)」などで応援メッセージがたくさん届いたという。福島武颯士選手(同)は「あえて厳しい言葉をくれた人もいたが、甲子園では絶対に勝って喜んでもらいたい」と意気込む。