【オーストラリア】野村総研、豪航空管制公社にシステム基盤提供
野村総合研究所(NRI)の現地法人NRIオーストラリア・ニュージーランド(NRI ANZ)は4日、オーストラリア連邦政府管轄の航空管制公社エアサービシズ・オーストラリア(AA)に対して、システム基盤の提供やサービスデスク機能の拡張を含むソリューション提供を行うと発表した。 契約額は9,400万豪ドル(約98億円)で、期間は5年間。さらに5年間延長する可能性もあるという。NRIはこれまでAAに対しサービスを提供してきたが、今回契約を更新した形。 NRIはマルチクラウド環境を立ち上げ管理し、ビジネスシステム技術の継続的な効率性と安全性を確保する。また今回新たにサービスデスクを提供することで、NRIがAAのデジタルインフラ全体の主要窓口となり、時間とコストを大幅に効率化する。 NRI ANZのランゲンバッハ最高経営責任者(CEO)は発表した声明の中で、「NRIは2018年以降、世界の空域の11%を安全に管理するAAと緊密に連携してきた」と説明した。