弁護士コンビ「四谷姉妹」、漫才でジェンダー平等説く 松山で憲法学習会(愛媛)
コープえひめ主催の憲法学習会が15日、松山市三番町6丁目のコムズであり、女性問題などに詳しい岸松江弁護士と青龍美和子弁護士(ともに東京弁護士会所属)が「憲法とジェンダー平等」と題して講演した。人気お笑いコンビを模したおかっぱ頭とピンクのドレスで登場した2人は「四谷姉妹」と名乗り、漫才形式で女性の権利獲得の歴史などを紹介。約70人の参加者に「平和もジェンダー平等も、声を上げ続けることが大切」と呼びかけた。 2人は、日本国憲法で戦前の家父長制度が否定されたが、さまざまなジェンダーバイアス(性別に基づく固定概念)が残されていると指摘。戦争は、命を懸けて戦場に向かうという「男らしさ」や、子どもを産み夫がいない家庭を守るという「女らしさ」といった観念を総動員してしまうと述べ、政府の防衛予算拡大に警鐘を鳴らした。
愛媛新聞社