おしゃれな人が選ぶこだわりの結婚指輪・冬のジュエリースタイル
おしゃれな人はウェディングリングをどう選んでいる? ファッションプロのジュエリースタイルを調査。冬の着こなしが華やかになる、コーディネートテクニックもぜひ参考にして。 【写真】おしゃれな人の手もとスナップをもっと見る
手元に幸せを運ぶアーティな色石がアクセント
■73 Showroom プレス 河野なみこさん マリハやカオスなどのPRを手掛ける河野さんがパートナーと出会ったきっかけは「本気の婚活」。出会って1週間で交際、6か月後の2020年4月に結婚というドラマティックな展開を迎えたふたりには、リングにも素敵なストーリーが! 河野さん:「彼に巡り会えたことに満足して、最初は指輪も考えていなくて。でも形だけでも残そうかと、軽井沢でふたりきりで挙式をすることに。挙式をするなら指輪も必要だよねと、なぜか形にこだわり出した夫の提案で、リングを探しに行くことになったんです(笑)」。 新型コロナウイルス感染が急速に拡大した2020年、ふたりがリング選びに出かけたのは、緊急事態宣言が実施される前日。営業時間は18時まで、そして明日からクローズするというジュエラーを何店舗か回るなかで、ぴったりと指にはまったのがハリー・ウィンストンのリングだった。 「接客も素晴らしく、いつか欲しいなとは思いつつも、自分にはまだ早い……と思い別の店舗へ。すると17時45分頃、夫が急にトイレに行くと言って、しばらく音信不通状態に。やっと連絡がついた夫の居場所は、ハリー・ウィンストンのショップ。汗だくになってリングを買いに走ってくれた夫の優しさに、感動しました」。
普段はシックでミニマルなコーディネートを得意とする河野さん。リングのレイヤードでは「カラーストーン×ゴールド×ダイヤモンド」のバランスを意識しているそう。ジュエリーを購入する際はイエローゴールドで揃え、統一感を持たせるのがマイルールだ。 また、河野さんが結直前に手に入れ、最近またお守りとして身に着けているのが“自己愛”を意味するマリハのローズクォーツのリング。 「石と出合い、自分の時間を大切にするように変化したことで、結婚に導かれたのではないかと思っています。また、夫に小言を言いたい時にリングをさすると、優しい言葉に変換される気がしています(笑)」。
今回河野さんが披露してくれたコーディネートのポイントは、シーニュのニットプルオーバー。ゴールドのアクセサリーに、モダンなウッドバングルを重ねて手元にアクセントを持たせた。 「手で縫い付けられたポンポンと、ウッドのバングルでクラフト感のあるムードにしました。ほっこりしすぎないように、手元はシンプルにゴールドベースでミニマルにまとめています」。 text : Sae Hosoi