<明秀旋風’22センバツ>選手紹介/9止 佐藤光成中堅手(2年) チーム一誇る6番強打者 /茨城
昨秋の公式戦10試合で打率4割3分3厘、12打点をマークし、いずれもチームトップの成績を誇る。中軸の後に控え、相手投手に息つく間を与えない6番打者だ。「俊足、強肩、強打、三拍子そろった選手」。金沢成奉監督は評価する。 新チーム発足直後、焦りを感じた時期もある。秋季県大会を約1カ月後に控え、練習試合で右肘に死球を受けて負傷。練習のできない日々が続いた。約2週間後、けがから復帰して臨んだ練習試合。ネクストバッターズサークルにいると、監督から「コンパクトに、ボールに逆らわずに打っていけ」と声をかけられた。この言葉で、無理に引っ張ることがなくなり、どの方向にも打てるようになったと感じている。 小学2年の時、三つ上の兄の影響で野球を始め、中学3年で日本代表として世界大会に出場。当時のチームメートが、昨秋の明治神宮大会覇者・大阪桐蔭(大阪)でプレーする。「持ち味のバッティングで活躍する姿を見てもらいたい」。かつて一緒に戦った仲間がいる、今大会優勝候補との対戦を熱望している。=おわり ◇ 後日、ベンチ入りが決まった他の選手を紹介します。 ……………………………………………………………………………………………………… ■人物略歴 ◇佐藤光成(さとう・こうせい)さん 宮城・古川中出身。180センチ、74キロ。右投げ右打ち。