【J3プレビュー】昇格へひた走る首位大宮が連勝中でPO圏浮上の6位相模原と対決!自動昇格圏が見えてきた3位富山は巻き返しを見せる15位・讃岐と激突! | Jリーグ
【J3リーグ・プレビュー】明治安田J3リーグは9月28日から29日にかけて第30節が開催。今節の見どころを紹介する。 ●【動画】サンフレッチェ広島 大迫敬介&FC町田ゼルビア 谷晃生インタビュー
前節を経て、昇格争いはさらに白熱してきた。2位のFC今治が13試合ぶりの黒星を喫した一方で3位のカターレ富山がツエーゲン金沢との”北陸ダービー”を制し、5試合負けなし。両者の勝ち点差が「1」となった。もう一つの大混戦のプレーオフ争いもSC相模原が連勝を飾って6位へ浮上。こちらも激しい戦いが続いている。今節はどのような動きがあるか注目だ。 今節の注目カードは、28日の14時よりキックオフを迎える首位独走中の大宮アルディージャがプレーオフ圏内に再浮上したSC相模原を迎え撃つ一戦だ。 大宮は、ラスト9試合という段階で2位と勝ち点「16」の差をつけて首位を独走中。1年でのJ2復帰はもちろん、J3制覇というのも現実味を帯びてきている。前節は、ヴァンラーレ八戸に一時は逆転を許したものの、後半に試合をひっくり返して9試合負けなし。特に2試合続けて3得点と攻撃陣が好調をキープしており、その中で注目は、ヴィッセル神戸からJ3で武者修行中のMF泉柊椰だ。開幕戦での2ゴール以降、ゴールから遠ざかっていた中で、2試合連続ゴール中と結果を残している23歳のアタッカーが今節もチームを勝利へ導く活躍を見せられるか、注目だ。 対する相模原は、6試合勝ちなしと苦しんできたが、前々節のFC岐阜戦で劇的な勝利を飾ると、前節は前半の2得点を最後まで無失点で逃げ切って連勝。好調を続けていた今治から値千金の勝利を飾った勢いを今節に繋げたいところだ。上位との連戦となる中、前節同様に問われるのは我慢強さだ。粘り強い守備で破壊力のある大宮の攻撃を抑えつつ、数少ないチャンスを仕留めてリードする展開に持ち込めるか。前線ではFW瀬沼優司が先発に復帰して以降、2試合続けてゴールを決めており、チームを再浮上へ導くキーマンとなっている。初の3連勝を目指す今節もその活躍に期待したい。 もう一つの注目カードは、29日の14時05分より幕を開ける自動昇格圏が見えてきている3位の富山と巻き返しを見せている15位のカマタマーレ讃岐の”好調同士”の対決だ。 富山は、自動昇格圏まで勝ち点「1」差。第17節以降は、わずか1敗と安定した戦いぶりで勝ち点を積み上げた勢いのまま、次は自動昇格圏を捉えたいところだ。前節は、立ち上がりにセットプレーから攻め立てて、DF今瀬淳也の初ゴールを逃げ切った勝負強さを今節も継続したい。ここ2試合で先発に復帰しているMF河井陽介には、チームの調子をさらに上向かせる活躍を期待したいところだ。 対する讃岐は、前節こそ松本山雅FCに4失点という大敗を喫したものの、その前はリーグ5連勝とここに来て調子を上げている。前節もシュート数では松本を上回り、数多くのチャンスを作れた攻撃は自信を失わずに続けていきたいところだ。連勝中は好調の攻撃が噛み合っており、全試合で複数得点をマーク。その中でもMF前川大河が直近5試合で3ゴールと好調だ。前節も強烈なミドルシュートを沈めている28歳が再びチームを勢いに乗せられるか。 今週末は、土曜日に4試合、日曜日に6試合が行われるJ3リーグ。土曜日には今治がホームにヴァンラーレ八戸を迎えて仕切り直しの一戦に臨み、日曜日には、5戦負けなしのテゲバジャーロ宮崎が3連勝中のガイナーレ鳥取とホームに迎え撃つ好調対決など、その他カードも見どころ満載だ。