れいわ山本太郎代表は国民生活向上へ消費税廃止を訴え、立民泉健太前代表は自民の裏金事件糾弾し政権交代呼びかける 衆院選後半戦の鹿児島市、野党幹部が支持求め街頭演説
衆院選後半戦を迎えた鹿児島市では21日、野党幹部が相次ぎ街頭に立ち、現状の課題と解決のための政策を訴え、支持を求めた。 【写真】泉健太・立憲民主党前代表=21日、鹿児島市
れいわ新選組の山本太郎代表は鹿児島市で街頭演説し、中小零細企業の業績や国民生活を向上させるため消費税廃止が必要と訴えた。 山本氏は「賃上げができているのは大企業が中心。多くの人は賃金が上がらず物価だけが高くなり困っている」と指摘。「法人税減税の穴埋めに使われてきた消費税を廃止し、みなさんが使えるお金を増やす」ことで消費を促すと訴えた。 米国を参考に政府調達で日本製品の購入を増やし、国内製造業を支える政策も唱えた。衆院選比例九州の応援で訪れた。 立憲民主党の泉健太前代表も鹿児島市で街頭演説。自民党派閥の裏金事件に触れ「ルールを守らない政治にレッドカードを出そう。国民のことを一番に考えているのは立憲民主党だ」と政権交代を呼びかけた。 泉氏は「自民の調査で裏金は20年以上前からあったとしているが、金額は分からない」と指摘。「表に出てこないお金を使って地盤を固め、選挙に強くなったとしたら不公平だ」と強調した。
自民には世襲政治家が多いと批判。「世襲が続くほど権力は固定化し、多様な人材が国会に送り込まれなくなる。志があればチャレンジできる政治にしていく」と述べた。衆院選の応援で訪れた。
南日本新聞 | 鹿児島