井上尚弥、グッドマンの印象語る「無敗というのはなにかしらの強さを持っている」“力不足”との声には語気を強める場面も
ボクシングの大橋ジムが24日、東京都内で会見し12月24日、東京・有明アリーナで世界4団体統一スーパーバンタム級タイトル王者・井上尚弥(32)=大橋=がIBF・WBO同級1位サム・グッドマン(26)=豪州=を迎える世界4団体統一王座防衛戦を開催すると発表した。セミファイナルではWBOバンタム級タイトル戦、王者・武居由樹(28)=大橋=の防衛戦(対戦相手未定)が開催される。 「東京ドームでの戦いが終わったあたりから意識はしています。非常にまとまった選手。その中で無敗。無敗というのはなにかしらの強さを持っていると言うこと。そのへんに気を付けながら戦いたいと思います」と、井上尚弥。これで2017年以来の年間3試合となるが「3試合は自分の中ですごく調整であったり体を整えることにおいてすごくいい試合数だなと感じた。12月も問題なくいい調整ができると思います」と自信をみなぎらせた。 井上はこれが世界4団体統一王座3度目の防衛戦。グッドマンとは当初9月に対戦する予定だったが、グッドマン陣営が自国での世界前哨戦を優先したために先送りにされた経緯がある。 一方で、海外を中心にパウンド・フォー・パウンド(全階級最強ランキング)で米リング誌2位と、世界トップの力を持つ井上の相手としてグッドマンは力不足だとして、早期のフェザー級転向を求める声もある。井上は「不足だどうこう言われましてもWBO、IBFの1位。ベルトを守っていく中では避けられない相手のひとりだと思います。モチベーションに関しても、何よりも前戦の自分を超える、その気持ちでやっているのでモチベーションは問題ないと思います」と語気を強めた。戦績は井上28戦全勝(25KO)、グッドマン19戦全勝(8KO)。試合はドコモの配信サービスLeminoが独占無料生配信する
中日スポーツ