写真：ザイ・オンライン

　【日本株】高成長で株価上昇に期待の“注目テーマ株”2銘柄！　「AI」関連株のシンプレクス・ホールディングス」と、「脱中国依存」関連株の明電舎に注目！　 【図版】高成長が期待できる注目の銘柄！ 　高成長で増収増益＆株価上昇が期待できる「テーマ株」2銘柄を公開 ●高成長が期待できるAI関連の「シンプレクス・ホールディングス」と、 脱中国関連で業績拡大が続く「明電舎」に注目！　 　日経平均株価が史上最高値を更新するなど、日本株の好調が続いている。これからも資金流入が続くのはどんな銘柄なのか？　 RAKAN RICERCAの村瀬智一さんは“AIと脱中国依存”に関連した銘柄だと見ている。 　「AIなどを中心に、デジタル化への投資はあらゆる分野で進んでいます。“物流2024年問題(※4月1日からトラックドライバーの年間の時間外労働時間(残業時間)の上限が960時間までに規制されることによって生じる、さまざまな問題の総称)”も、AIへの投資を加速させるでしょう」(村瀬さん) 　AI普及でデータセンターの需要は高まり、それを支える半導体販売も上向いている。また、半導体製造工場の新設で恩恵を受ける素材メーカーなどの業績も好調だ。 　「新型コロナの感染拡大を機にサプライチェーンが見直され、“脱中国依存”が進んでいます。日本国内やインドなどに生産拠点が分散し始めており、それで伸びる銘柄も有望です」(村瀬さん) 　以下では、AI関連や脱中国依存という条件を満たし、業績も好調な村瀬さん注目の2銘柄を紹介するので、投資の参考にしてほしい(※以下、株価などのデータは2月5日時点)。 　最初に紹介する銘柄は、AI関連株のシンプレクス・ホールディングス(4373)だ。 　シンプレクス・ホールディングスはシステム開発会社。システムインテグレーション、運用サービスともに好調の戦略/DXコンサルティングは新規案件獲得により大きく伸びた。4～12月期は2ケタの増収増益で、売上収益と営業利益が過去最高を更新している。 　続いて紹介するのは、脱中国関連株の明電舎(6508)だ。 　明電舎は国内外の社会インフラを支える企業。主力の電力インフラ事業が海外で好調。また、モビリティ事業の国内でのEV製造ラインの高稼働継続で、2023年4～12月期の経常利益が黒字に転換。海外での電力インフラ需要増の恩恵で、業績拡大が続く。