学校生活に関する３択クイズを楽しむ小学６年生（写真手前）と生徒会のメンバーら（同奥）＝京都府長岡京市・長岡第二中

　小学6年生に中学校生活をイメージしてもらおうと、京都府長岡京市の長岡第二中で校区内の三つの市立小に通う6年児童との交流授業があった。小中連携の取り組みで、中1生徒が合唱を披露し、生徒会メンバーがクイズ形式で学校について紹介した。 　同中では例年、生徒会が長岡第三、長岡第七、長岡第十の各小学校に出向いてガイダンスを行い、昨年度は3小学校の6年生を招いて中学1年生の合唱を鑑賞してもらった。本年度は両者を融合させ、小学6年約170人が同中体育館に集まった。 　初めに文化祭のリハーサルを兼ね、同中1年生約180人がクラスごとに分かれて合唱を披露。児童らは1年後の自分たちの姿を思い描きながら聞き入った。 　続いて生徒会のメンバー5人が「長岡第二中の生徒数は?」「この先生が受け持つ教科は?」とクイズを出した。事前に小学生から募った「上下関係はありますか?」といった質問に「敬語を使うけれど、先輩は優しい」などと回答していた。 　長岡第三小6年の児童（12）は「中学校に行くのが楽しみになった。先輩も優しそう」と笑顔を見せ、長岡第二中3年の生徒（14）は「自分も中学校に入る前は心配だった。構えず、中学校生活を楽しんでほしい」とエールを送った。