女性に嬉しい「発酵パワー」豚と白菜の柚子鍋レシピ
家族の味を受け継ぎながらも、野菜を変えてみたり、気になっていた新しい調味料を使ってみたりと、少しずつ変化してきた野村友里さんの鍋料理。優しい酸味が魅力「豚と白菜の柚子鍋」をご紹介。 【写真】絶品!鍋料理レシピ集
●材料(2~3人分) だし(かつお節と昆布)…1.5~2ℓ 豚肉(肩ロースの薄切り)…400g 塩麴…大さじ2 白菜…1/4~1/2個 白菜の漬け物(または自家製発酵白菜)…1/4個 ※白菜の漬け物は市販品で可。自家製発酵白菜は2%の塩で塩漬けして発酵させる。ヨーグルトメーカーを使用すると、32℃設定で2日ほどで作れる。 柚子…2~3個 春雨…100g 長ねぎ…1本 しょうが…10㎝ぐらい にんにく…1片 ごま油…適量 ●作り方 ❶豚肉に塩麴をからませておく。 ❷柚子は横半分に切って種をとる。長ねぎは斜め切りに。生の白菜は食べやすく切る。白菜の漬け物をザク切りにし、漬け汁はとっておく。 ❸鍋にだしと白菜の漬け物を汁ごと入れ、 せん切りにしたしょうがとつぶしたにんにくを加えて火にかける。 ❹③が沸いたら、水でもどして食べやすい長さに切った春雨と豚肉(塩麴はつけたまま)を入れる。鍋の味をみつつ、塩麴(分量外)で調整する。 ❺火が通ったら具と汁を器に盛り、ごま油をかけていただく。 ※柚子は軟らかくなったらくずしていただいてもおいしい。煮すぎると苦味が出てくるので好みで取り出しても。
柚子の種はていねいに取り除く。
白菜漬けの漬け汁も活用し、生の白菜を加えて違う食感を楽しむ。
塩味がまろやかに仕上がる。
柚子の酸味がさわやかで心地よく、ついつい箸がすすむ。
●Profile 野村友里さん 長年、おもてなし教室を開いていた母の影響で料理の道へ。「eatrip」を主宰し、食の可能性を多岐にわたって表現。最新刊に『restaurant eatrip The Little Shop of Flowers Jingumae 2012-2023 神宮前で過ごした11年』(青幻舎)。今回のスタイリングは、すべてご自身の鍋や器で。 撮影/福田喜一 取材・原文/安齋喜美子 ※エクラ2024年2・3月合併号 別冊付録