名古屋グランパス・内田宅哉、目指すは「どの位置でも使いたいと言ってもらえるような選手」
名古屋グランパスのMF内田宅哉(26)が28日、東京都八王子市の同市館小中学校で、同市のチーム「館町クラブ」との交流会を開き、園児、児童計40人とふれあった。今季は3バックの右のスタメンに定着。新戦力が加入する来季も主力の座を譲らない決意だ。 今季も担えるポジションの広さを示した1年だった。FC東京在籍時はサイドを主戦場としていたが、昨季はボランチ、今季はセンターバックでもプレー。2年連続で29試合に出場した。 ユーティリティー性は武器だが、「どこでもできるだけじゃなくて、どこでもこの選手を使いたいと言ってもらえるような選手になれれば。他のポジションをやるにしても、そのポジションで自分ができないことをできるようにしながら、質をより一層上げたい」と誓った。 交流会は3年連続の開催。妻の姉がコーチと友人という近くはない関係がきっかけではあるが、「最初来た時もすごく喜んでもらったし、喜んでもらえるならぜひ」と、求められたら力を尽くすのはピッチ上と同じ。子どものころに元ブラジル代表FWロナウジーニョに憧れた内田らしく、ドリブルで子どもたちを何度も驚かせた。 東京都ながらグランパスグッズを手にする子どももちらほら。「来年、より一層『すごい選手が来た』って言ってもらえるようなシーズンを過ごせれば」。春季キャンプから戦いに挑んでいく。
中日スポーツ