働く人の8割が「定年後に不安あり」 最も不安なことは?
現在職を持つ20~50代は、定年に関してどのような意識を持っているのか。パーソルキャリア(東京都千代田区)が調査結果を発表し、38.6%が「定年前に仕事を辞めたい」と考えていることが分かった。また、8割超が定年後に不安を抱えていることも明らかになった。 【調査結果】「定年後に不安だなあ」と感じることランキング 「定年で辞めたい」と回答した人は26.9%、「定年以降も働きたい」が34.5%だった。また、定年のタイミングについて「自分で決めたい」と考えている人は、全体の7割超を占めた。 定年の必要性については、74.6%が「必要だと思う」と回答した。理由の1位は「区切りによるモチベーションの維持」(46.7%)。2位は「ライフプランが立てやすい」(42.9%)、3位は「職場のスムーズな世代交代」(38.7%)が続いた。 定年後の不安について、80.6%が「ある」と回答した。具体的な不安としては「生活費や医療費への不安」(63.5%)、「老後の生活設計」(52.8%)、「健康問題による活動の制限」(41.3%)がトップ3を占めた。 「働きたいと思う年齢」の平均は64.1歳で、中央値・最頻値ともに65歳だった。「定年前に辞めたい人」と回答した人では平均が59.2歳、「定年で辞めたい人」は63.5歳、「定年以降も働きたい人」は70.2歳だった。また、経済不安を解消するためなら定年以降も働くと回答した人は82.5%で8割超を占めた。 10月9~15日にインターネットで調査した。対象は、現在職を持つ「JobQ Town」の登録者で、全国に居住する20~50代の男女。有効回答数は606件。
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