輪島の被災者に年越しそば配布 神社で300人
温かく新年を迎えてもらおうと、能登半島地震で被災した石川県輪島市の重蔵神社で30日、ボランティアが年越しそばを被災者らに配った。約300人が集まり「来年はいい年にしようね」などと声をかけ合った。 小雨が降る中、被災地支援などの活動をするNPO法人「コミュニティサポートスクエア」(岐阜市)のメンバーらが、そばとニシン、揚げといった具材入りのセットなどを配布した。近くの仮設住宅で暮らす馬場隆さん(75)は「元日を迎えるのは少し怖い。そばを食べ、少しでも前を向く1年にしたい」と受け取った。