【西武】ドラフト1位左腕・武内夏暉が6回途中無失点で4勝目「ピンチの時こそ状況を楽しむ」
◆日本生命セ・パ交流戦 中日0―3西武(30日・バンテリンドーム) 西武のドラフト1位左腕・武内夏暉投手が4勝目を挙げた。 「あまり調子がよくなかったので、いろいろと試しながら投げました」。真っすぐのキレがよくないと感じるとツーシーム、チェンジアップといった変化球をうまく使って相手打線を打ち取った。5回は投前へのバントを処理して一塁へ悪送球。6回は一塁へのけん制球が悪送球となってピンチを広げたが後続を断った。「ピンチの時こそ、この状況を楽しむというかあまりマイナスにならずにというのはいつもできています」と振り返った。渡辺GM兼監督代行も「今日はよくなかった。ただ、そういう中でゲームを作っていける能力に長けた投手」とたたえた。 西武の新人で開幕から4連勝は2012年の十亀剣以来4人目。「野手の方も点取って勝ちがつくので、そこは周りのみなさんに感謝しています」とバックに頭を下げた。この日、規定投球回数に達して防御率もリーグトップに立ったが「そこはあまり気にしていません」と静かに話した。
報知新聞社