2022年ドラ1入団→戦力外の風間球打 育成契約受け入れ、原点回帰で「支配下を取り戻す」
◆ソフトバンク秋季キャンプ(14日、宮崎) ソフトバンクから来季の戦力外構想を通告され、育成での再契約を打診された風間球打投手(21)が、再び支配下に返り咲くことを誓った。 ■戦力外通告を受けたソフトバンクの選手一覧 風間は、秋田・ノースアジア大明桜高からドラフト1位で2022年に入団。だが、2年目までは右肘の張りや腰を痛めるなどけがに泣いた。3年目の今季は初めて2軍を経験。ウエスタン・リーグで6試合に登板したが防御率5・40に終わった。「良い時の感覚を続けたかったけど、その状態をキープすることが下手」と痛感した。 4日に球団から来季の構想外を告げられ、育成での再契約を打診された。「(戦力外は)予想はしていたけど、自分に対して悔しさはあった」と吐露し「もう一度気持ちを入れ替えて、初心に戻ったつもりでやる」と提案を受け入れる予定だ。 参加していた宮崎での秋季キャンプに戻り、技術を磨く。13日はブルペンに入り、真っすぐだけを60球放った。「制球力を養うことがテーマ。疲れた状態でも同じように投げられるように、体で覚えさせている」と明かす。 この日も愚直に体を動かして練習に励んだ。来季は背番号1から3桁になるが「支配下を取り戻す」と力強い口調で前を向いた。 (浜口妙華) 【#OTTOホークス情報】
西日本新聞社