【バレー】「たった2年やけど長く感じました」池条義則監督(金蘭会高)が振り返る2年ぶりのインターハイ頂点への道
――今大会で光ったのがブロック。準決勝の東九州龍谷高戦で20本、就実高戦で9本を決めました エースがいたり強気に打ってくるチームに、ブロックで何とか食らいつかないと勝ち目がないので。より一層集中したと思います。 (ブロックを)かわされたり、抜かれると、うちのチームはさほどレシーブがうまくないと思っているので。やっぱりブロックがあってナンボ。そういう数字を言われると、だからああいう試合になったんやなと、わかりますね。 ――アンダーエイジカテゴリー日本代表の経験も生かし、選手たちは狙いを明確にしてサーブを打っていたそうですね 林(寛二)コーチが気づいたらここに打てと指示をしますが、あまり言いすぎたらサーブが弱くなるし、(指示を)出していいときと悪いときがあるな、と。だから、任せることもあります。そうやって何も指示がなくても自分たちの考えでやれるのも、選抜チームで訓練されて帰ってくるから。でも逆にそれをやりすぎて、ミスが多かったら僕に怒られるわけやけど(笑) うまく考えがマッチしたんじゃないですかね。 ――8月24日(土)、25日(日)に行われた国スポ近畿ブロック大会では、本戦出場権を獲得。滋賀県戦でセットを奪われながらも全勝しました しっかりと予選を戦わないと(本戦に)出られないことはわかっていて。ただ、1試合目(対奈良県)を悪くなく勝ちきったので、気を抜いたわけではありませんが、(滋賀県戦は)僕たちスタッフも含めてフワッとしたかな、というところもありました。選抜チームということもあって応援の数も多くて、すごい勢いでしたよ。向こうが乗ってきて、こっちが乗り切れずに1セット目を取られました。 でも、2セット目からはまずまずで、持ち味を出したらこちらのペースになったというか。次の日(代表決定戦)も選抜チームの兵庫県との試合でしたが、気合いを入れてね。気持ちが入って戦えたと思います。 ――滋賀県戦の第1セットは西村美波キャプテンを外して戦ったそうですね ひざの状態がいい状態までいっていないので、できたら使わずにいけたら、というところはありました。代わりに出た安間(こころ)は1試合目はよかったけどね。ただ、終わってみればセットを取られたこともよかったと思います。次の日も気合いを入れて頑張ってくれました。