メジャー制覇に貢献! ブリヂストン「B3MAX」と「B3MAX D」は外ブラの「MAX」が合わない人に最適!? “3機種”を試打比較
一般的に曲がらない性能を優先してつくられた高慣性モーメントのドライバーは、スピン量が多くなる傾向にあります。実際にブリヂストンの前作にあたる「B3 SD」や「B3 DD」は、曲がらないやさしさを備えているもののスピン量が多くて飛ばしづらいモデルでした。その点「B3MAX」9.5度は、高い直進性や寛容性を備えつつ、低スピンの強い球を打ちやすく進化しています。ハードめのシャフトに付け替えれば、ヘッドスピードの速いゴルファーにも問題なく使えるヘッド性能です。 加えていうと、「B3MAX」は高慣性モーメント設計のわりに振りやすいのも魅力です。ヘッドの重心位置がヒール側(ゴルファー側)に若干寄っているため、スイング中にヘッドを重ったるく感じることなく、フィニッシュまでスピードを上げて振り抜くことができます。また、大型ヘッドのわりにゴルファーの意思でフェースの開閉をしやすく、ヘッドをターンさせることでドローを打ちやすいのも長所といえます。
球が上がってつかまる「B3MAX」10.5度、さらにつかまる「B3MAX D」
次に「B3MAX」の10.5度を打ってみると、打ち出しから球が上がり、スピン量が多くなるだけでなく、球のつかまり度合いもアップしました。そして「B3MAX D」に持ち替えると、さらに球のつかまりが良くなります。「B3MAX」9.5度でストレード弾道だとすると、「B3MAX」10.5度だと約10ヤードのドロー、「B3MAX D」10.5度だと20ヤードのドローが打てるぐらいの性能差が3モデルにはあります。 標準シャフトの「VANQUISH BS40 for MAX」は、中間の先寄りの部分が大きくしなり、比較的素早く戻ってくるタイプ。このシャフトも球のつかまりを補助してくれます。ヘッドスピード帯でいうと、フレックスSで40~43m/sの人にジャストマッチしそうです。
海外メーカーのドライバーが合わない人は試してみるべき!
近年では各社から「MAX」という名前を付けたモデルが登場していて、どれもが直進性が高くて曲がらない性能を備えています。そのなかで「B3MAX」が特徴的なのは、ヘッドの重心がヒール側に寄っていて、ヘッドをターンさせやすく、球をつかまえやすい性能を備えているところです。